高円寺北 車中に犬2頭取り残され事案(2021年3月)

高円寺北 車中に犬2頭取り残され事案(2021年3月)

国会質疑

串田誠一議員環境委員会質疑

日本維新の会の串田誠一議員が、国会の環境委員会で質問してくださいました。

質疑の動画はこちらから▶

               (令和3年3月19日)

事件概要

高円寺北 車中に犬2頭取り残され事案

東京都杉並区高円寺北のパーキング車中に、柴犬とプードルが既に3日間取り残されているという事案が起きました。3月13日午後4時半頃Evaも現場に駆け付け、また多くの方に警察に通報していただいた結果、夜9時前に警察に保護されました。

車は10日間以上停められた状態で、車内後部座席には自動給餌器はあるものの、赤ランプが点灯していたのでおそらく餌は切れていたと思われます。水は確認できませんでした。
Evaは、現場に来た警察官から、杉並警察署の生活安全課と話しをして欲しいとのことで、状況を説明し警察の対応について確認すると、飼い主とは連絡が取れているので対応している、とのことでした。

車中の柴犬は元気そうでしたが、もう一匹の小さいプードルの動きが鈍く、またハーネスが後ろ脚に絡まっているように見え、このままでは衰弱してしまうため(既に衰弱していたかも知れません)早急な対応をお願いしましたが、4時間半近く現場は一向に動きませんでした。
中には「器物損壊罪で捕まってもいいから窓を割って保護しそのまま警察に行く。」と言って駆け付けた方も2名いらっっしゃいました。

現場の警察官の方にも「心ある善良な市民を犯罪者にさせないためにも、早急にドアの鍵を開けるもしくは窓を割ってください」と交渉しても受け入れてもらえず、また指が少しだけ入るくらい窓が開いていたので、そこからストローでせめて水だけでも入れさせてもらえないかと懇願するも聞いてくれませんでした。飼い主の車を守るというなら、飼い主の所有物である犬を守る必要もあるじゃないかと訴えても、判例がないと。

ですが現場で起きているのは、44条2項にある「給餌給水をやめ」「その健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束し衰弱させること」の状況です。
現場では、休日なので動物愛護センターとの連携は難しいことから、地元の動物愛護団体さんが受け入れ態勢をとって下さり、また診療も必要でしょうから区内の獣医師の先生も待機して下さってましたが、「すべて警察で対処する」ということで2頭の犬は警察署に保護されました。

駆け付けてくれた区議の方が、その後署に連絡してくだったところ、2匹は食事も排せつもして元気でいるとのことで、今後の2匹について連携をとっていきたいと思います。

今回たまたま駆け付けて4、5時間で保護できましたが、気温が高い日だったら命を落とします。このような事案はこれから夏に向けて各地で多発するでしょう。
今回の事案を「保護されてよかった」で終わらせず運用面、そして法改正その他出来ることにに繋げていきたいと思います。

現在、環境省の虐待のガイドライン作成に向けて、3月10日にEvaは環境省からヒアリングを受けました。改めてこのガイドラインにも現場の対応について記載していただけるよう今後要望したいと思います。

現地には多くの方が心配してタオルやフードを持ってきてくださいました。一時預かりを希望される近所の方もいらっしゃいました。ありがとうございました。

高円寺北 車中に犬2頭取り残され事案

高円寺北 車中に犬2頭取り残され事案

高円寺北 車中に犬2頭取り残され事案

             (令和3年3月14日)

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