日本の動物福祉の向上を 公益財団法人動物環境・福祉協会Eva
公益財団法人動物環境・福祉協会Eva
Every animal on Earth has a right to live
Evaは、こどもたちの豊かな人間性を育み、いのち・気持ちを大切にする思いやりのある社会の実現に向け、"動物を通じた"いのちの授業「いのち輝く こどもMIRAIプロジェクト」を実施しています。
小・中学校にお邪魔し、日本の動物たちが置かれている現状、動物愛護センターってどんなところか、どうしてセンターに動物はやってきてしまうのか、動物を飼うって素敵なことなのか?など、それぞれの地域の状況も交えながらより動物問題を身近に感じてもらえるよう授業を展開していきます。その後のワークショップでは、いのちについてみんなで一緒に考え、意見交換をしていきます。
人間も動物もこの世に生を受けたものは皆使命を持ち、生まれてきた意味が必ずあります。この授業を通じ、動物も、お友達も、兄弟もそして自分自身も大切にできる、そんなやさしい気持ちを育んでいってくれればと…願っています。
お子さんの成長はあっという間です。この間に命を尊び慈しむ心を養えば、やさしさや思いやりなど豊かな心を持った大人になるでしょう。大人になり多くのことを選択できるようになった時、子どものころに学んだこの授業を心の片隅から引き出してもらえるようなそんなプロジェクトにしていきたいと考えています。
犬や猫など動物との生活は、こどもたちにとって精神的なプラスがたくさんあります。
・毎日のお散歩や給餌等の体調管理により、いのちに対する責任感が強くなります。
・他者への思いやりの気持ちを育むことができ、心が豊かにそして情緒が安定し寛容になります。
一方命の大切さを発信する上で、現代社会の課題「児童による暴力行為やいじめ」についても考えなければなりません。
友達や動物に向けたいじめ行動は、そこに楽しさや他のものを支配したいという欲望など、いくつかの動機によってもたらされると言われています。
・兵庫県神戸市で発生した「サカキバラ事件」(猫の殺害)
・長崎県佐世保市女子高生殺害事件(猫の解剖)
のように「動物虐待」と「少年犯罪・猟奇的殺人」の因果関係は非常に強いと考えられています。
一方で動物の安易な理由での放棄、それにともなうやむを得ない殺処分、また動物の遺棄事件やSNS投稿による虐待事例も全国で日常化しています。
このことは、いのちの尊さを軽視する社会になりつつあることを意味しているのではないでしょうか。
そんないじめや暴力行為を「起こらないようにする」ためには、「動物虐待」や、さらには上記の心理状態のフェーズに移行させない取組みに焦点を当てる必要があります。
毎年11月に応募のページを公開いたします。学校の先生よりご応募いただく形式です。
ご応募いただいた中から、2~3校絞らせていただき出張授業にお伺いいたします。
ご訪問は1月~3月を予定しております。皆さま奮ってご応募ください!
■2018年4月~9月 関西電力株式会社「はぴeポイント みんなでわっしょい!プログラム」を通じたご寄付
1,197名の皆さまより、400,274 ポイントのご寄付をいただきました。誠にありがとうございました。
■2015年11月~2017年2月 JapanGivingを通じたご寄付
ご寄附へのギフトとして10万円以上の方のお名前を掲載させていただいております。
・蓮田のムー君様 応援しています、がんばってください!
・奈佐誠司様 もっと応援出来る様に自分自身の講演会をがんばりまーす。
【寄附金の使途】
皆さまからいただいたご寄附は、小・中学校を訪問する際の交通費や授業で使用する資料代など「いのち輝くこどもMIRAIプロジェクト」の活動に大切に使わせていただきます。
動物愛護の取組みで大変お世話になっている杉本彩さん。「京都動物愛護センター」の名誉センター長をお務めいただき、「人と動物が共生できるまちづくり」の旗振り役として、動物たちのいのちの大切さを広く伝えていただいています。
改めて、深く感謝申し上げます。
催しやシンポジウムなど様々な場でお会いする度、私は、いきいきとした輝きを放つ杉本さんのお姿に魅了されます。それは、目に見える美しさだけではなく、かけがえのないいのちを徹底的に慈しむ、そんな内面からにじみ出る美しさをお持ちだからこそだと思っています。
この度、杉本さんをはじめとする公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの皆様が、動物との触れ合いを通じて子どもたちを心豊かに育むプロジェクトをスタートされたと伺い、深く感銘を受けました。素晴らしいお取組みに積極的に情熱を注いでおられることに、本当に頭が下がる思いをしております。いのちの尊さを学んだ子どもたちの心は一層輝きを増し、それによって我が国社会の未来も更に明るく照らされるものと確信しています。
本プロジェクトをきっかけに、周囲への優しさと思いやりに満ちた心と行動の輪が大きく広がっていくことを願っています。
神奈川県では、ボランティアの皆さんの協力により、平成26年度、動物保護センターに収容された犬と猫の殺処分がゼロになりました。このことを機に、同センターを、処分するための施設から生かすための施設へと大きく転換することとし、建替えを進めています。
建替えに当たっては、広く寄附を募り、多くの皆さんと一緒に作り上げていきたいと考えており、県のこれまでの取組みや新しいセンターの理念などに多くの方々に理解と関心をいただくべく、「いのちを守る 神奈川県動物愛護推進応援団」を設置しました。杉本彩さんには、その応援団長に就任いただきました。
いのちの尊さと慈しむ心を子どもたちに伝える『いのち輝くこどもMIRAIプロジェクト』は、私たちが目指すものと、まさに同じです。『いのち輝くこどもMIRAIプロジェクト』と、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの活動を、私も応援しています。
神奈川県知事 黒岩 祐治