生徒のみなさんにとって身近な存在である動物たち。
犬猫の飼育頭数を見ても今や15歳未満の子どもの数よりも多く、まさに私たちの家族、伴侶といった存在です。
講演終了後、保護者、先生方、Eva事務局の三者で協議会を行いました。
・ペットという生徒たちには身近な存在から命を考えることができてよかった。
・殺処分など、動物を取り巻く問題が存在することはなんとなく知っていたけれど、目の前にはっきりと見せられると涙をこらえるのに必死だった。
・うちに帰って、子どもの感想も聞いてみたい
などの感想を頂き、意見交換ができた大変貴重な会となりました。
後日生徒さんから感想をいただきました。一部ですが掲載させていただきます。
・たくさんのどうぶつの命の最後の写真を見て、涙がでそうになりました。私たち人間の身勝手で捨てられた命は、本当に救うことの出来ない命だったのか、こうなる前に止めることが出来なかったのか、そんなことを考えさせられました。
・ペットショップで当然のように売られている動物だけれど、それは命のやり取りをしているんだと今日改めて感じました。
・今日学んだ「桜耳」なども、猫を見かけたら確認するなど、今後の生活に活かせるようにしたいです。
・身近にある命、小さなものでも大きなものでも変わりなく、大切にしていきたいと思います。自分も実際、犬を2匹飼っているので、最後に教えていただいた想像力をもち、関わっていきたいです。また、その想像力を身近な人に対しても大切にして、日々の生活を送っていきたいです。
・犬などの動物にケガをさせても「器物」破損になることも、私は納得がいきません。人だけでなく、犬や猫だけでなく、虫も、植物も、全ての生き物をしっかり命のあるものだと考え、これから、少しでも多くの命を救っていきたいです。
・動物の命の尊さを知らない人がこの世界にたくさんいるという現実から目をそらさずに生活していきたいし、命の大切さを伝えられるようになりたいです。
講演中に使用した「どうぶつたちへのレクイエム」(児玉小枝著)の殺処分を待つ犬猫の絶望的なまなざしを捉えた写真など、直視するには辛いものがあったかもしれません。
しかし、生徒さんたちのコメントからは、この現状から目をそらさず、しっかりと受け止めたことが伝わってきました。ペットを通し「命」を深く考え「現状を変えるために、自分には何ができるのかを考えていく」というコメントには、心強さを感じました。
今回が、Evaスタッフによる「こどもMIRAIプロジェクト」第1回目の授業となりました。今後もEvaスタッフによる、命の尊さを考える出張授業を行ってまいります。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:info@eva.or.jp
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