先日Evaは、京都市北区にある立命館大学の猫の会「Rits Cat」にお邪魔しました。
立命館大学猫の会「Rits Cat」は、2011年に設立された登録団体です。主な活動は、毎日の餌やり・フン処理、不妊去勢手術のための捕獲などをおこなっています。
これらは地域猫活動の理念に沿っておこなっていて、その他に定期的に地域猫活動に関する勉強会や、普及啓発活動のために学祭のフリーマーケットや地域の手作り市などに参加しています。
「Rits Cat」は毎年4月に入会を募集し、5月に説明会が開催されます。会員数は現在104名で、猫の餌代や不妊去勢手術費、備品代(捕獲器等)は、会員から集まる年間1,500円の会員費でまかなっています。
現在のところ、学内からも近隣住民からも苦情などはでていませんが、頭を抱える問題としてRits Catの活動を度外視した餌やりだけをする行為があるそうです。大学猫活動を知らない新入生が餌やりをする場合は、説明すると理解するそうですが、大人の部外者が学内で餌やりをすることもあり、その場合はなかなか理解してもらうのに困難なことも。
餌やりだけを行うのは絶対ダメ!
不妊去勢手術をしない餌やりは殺処分数を増やすだけです。無造作に餌を与えるだけの活動を地域猫活動だと自称する人々も増加し、住民間の摩擦を生むケースが増えています。
100名を超える「Rits Cat」会員のみなさんの素晴らしい活動を、大人がルールを守れないようではいけません。地域のみなさんや大学で学ぶ生徒さんが気持ちよく過ごせるよう、この活動をみなで温かく見守っていきましょう。
(2016年6月16日)