札幌市猫虐待事件 検察に要望を(2018年3月)

2018年3月 札幌市猫虐待事件 皆様から検察に要望を!

報告:猫虐待夫婦に罰金10万円の略式命令

2017年10月、札幌市南区の民家で排せつ物を放置した状態で多数の猫を飼育し、虐待したとして、札幌区検察庁は札幌市東区の40歳代夫婦を動物愛護法違反(虐待)で札幌簡易裁判所に略式起訴したと発表。略式起訴は3月30日付。同簡裁は4月5日付で、それぞれ罰金10万円の略式命令を出した。

同事件では厳罰を求める約6,300人分の署名が札幌地検に出されていたという。
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札幌閉じ込め猫虐待事件

レスキュー後、動物愛護団体の元で治療

上記の通り、皆さまに署名のご協力をいただいていた札幌市猫15匹閉じ込め虐待事件の処分が発表されました。
真夏の室内に、空調管理も給餌もいっさいない状態で、15匹もの猫を閉じ込めていたにも関わらず、略式起訴で、高々罰金10万円の略式命令でした。
この現場は、給餌をせず衰弱した(ネグレクト:100万円以下の罰金)猫だけでなくだけでなく、中には命を落とした猫もいました。餌や水を与えずに閉じ込めていたら死ぬのは当然です。死ぬことを想定し閉じ込め、実際に命を落とした猫がいたのですから殺傷罪(2年以下の懲役又は200万円以下の罰金)でもおかしくありません。ですがやはり対象が動物であるがために、また司法の中で軽く扱われていることから、たった10万円の「罰金」命令で、適正な処分に至らないことに強い憤りを感じます。
やはり現在の動愛法の法定刑では処罰の壁が厚いことを再認識し、当協会Evaは、これからも引き続き厳罰化について訴えてまいります。

今回時間がなかったことから、皆さまには直接検察庁に嘆願書をお送りいただきました。発表では、6,300名もの署名が集まったとあります。皆さま署名のご協力誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

札幌市猫虐待事件

先日2月28日に、猫を飼育しペットショップに卸す仕事をしていた北海道札幌市に住む40代の夫婦が、およそ15匹の猫を劣悪な環境で飼育していたとして書類送検されるニュースがありました。

この件に関っていた当協会Evaは、ここに改めて事件の経緯を明らかにします。必ずや起訴となるよう検察に皆様の声を届けてください。

経緯

平成24年、飼い主が札幌市内の一軒家へ引っ越してきたが、その後人の気配がしなくなった。
平成29年3月、酷い悪臭のため人が死んでいるかも知れないと、近隣住民から警察に通報。警察はごみ屋敷化した家の中に入り、30匹ほどの猫が室内に取り残されていることを確認した。町内会が管理センターに、飼い主に改善するよう話してもらうため連絡するが、飼い主と全く連絡が取れずそのままになった。同年、6月20日、3~4匹の猫が1Fの開いている窓から脱走。その後も再三にわたり飼い主に連絡を取るが、返信はなく改善されないまま放置が続いた。

町内会名簿を見て、市民ボランティアNさんが飼い主と連絡を取り、猫が飢えていること、喉が渇きみな窓に集まっているため餌をあげたいと話し、1階の開いている窓から定期的に餌を投げ与える。7月下旬、飼い主が戻る気配はなく、Nさんが猫の死体があるようなので早期撤去を飼い主に求めるが返答なし。町内会に再度相談、警察に連絡するが、連絡が取れないため保留となる。

その後Nさんは、室内の猫の衰弱と給餌の難題に直面し、札幌の保護団体数件で構成する「北海DOぶつネット」に相談。警察は事件性がないと動かず。また警察は、飼い主に許可をもらい給餌を続けていたNさんに、不法侵入になるため給餌をやめるよう言った。その後「北海DOぶつネット」の構成団体である「NPOニャン友ねっとわーく北海道」が救出のため関与。警察又は管理センターの立会いでなければ、住居不法侵入になるため団体は中に入れず。また猫は財産なので勝手に助け出すと窃盗罪になるとのことで何も出来ない日々が続く。

度重なる団体からの要望を受け、警察が飼い主と連絡を取り、動物愛護団体の引き取りに応じないかと話しをするが、飼い主は猫の引き渡しを拒否。その後も団体が、幾度となく警察、動物管理センターへ掛け合うも「猫が死んでいないので動物虐待にはならない」と言われる。
管理センターは、9月28日、10月2日現場に入るが、猫と室内は更に酷い状態で猫の死体が1体あった。管理センターから給餌指導をするが、警察の動きにより飼い主が鍵を全て施錠したため、外部からの給餌が一切できなくなり、餌も水も一切与えられない状態が続いた。

その後10月6日「ニャン友ねっとわーく北海道」から、旭川の動物愛護団体「手と手の森」へ相談。まともに餌を食べてない猫は、目がつぶれ、腰骨が出てみなガリガリ。完全に施錠されてから7日以上、ガラス越しの猫が日に日に弱り餓死していくのを見るしかないのか。ここで「手と手の森」から当協会に連絡。

その後、多くの方のご尽力で、10月10日午前、警察と管理センターが中に入り、14匹の猫(1匹は遺体)を収容。

それからも、まだ家の中に猫が取り残されていると、Nさんから勝田代表へ電話が入り、全部の頭数を出すことが出来たのは雪がちらつく11月だった。

検察に皆様の声を

報道によるとこの夫婦は警察の調べに対し、「最低限の餌は与えていたが、去勢手術の費用が高く、猫を管理できなくなった」と話しているということです。 
手術費が捻出できず、やむを得ずこうなってしまったと取れますが、実際飼い主は最低限の餌どころか、給餌の必要性を説くと「どうせ死ぬから必要ない」と聞き入れることもありませんでした。施錠された中で、餌も水もやらなければ、死ぬことは容易に認識できます。中で猫が死ぬことを予想しながら放置していた悪質極まりないケースです。

また、不妊・避妊去勢しないと中で繁殖すると指導するも「これだけ飢えていたら繁殖も出産も出来るはずがないから必要ない」と飼い主のコメント。お金がないから手術をしなかったのではなく、初めから手術などする気はなかったのです。

現場からは悲痛な叫びが毎日あがっていました。ガラス越しに見える猫を助け出す手立てがなく、警察、センターにほうぼうから掛け合うもなかなか進展せず、まさに命のタイムリミットがカウントされだしたのです。

この夫婦の言った一言「去勢手術をするお金がなかった」あまりにも軽い言い訳です。

ニャン友ねっとわーく北海道 勝田代表のその時の現場の声をぜひご一読ください。
「動物愛護法は何のためにあるのでしょう。確かに動物は固有の財産です。このままこの子達は死んで行くしかないのでしょうか。どうして罪もない動物たちがこんな目に会わなくてはならないのでしょうか。何匹の命の火が消えたら事件として成立するのでしょう?今日で7日間、猫達はご飯もお水ももらえていません。もうずっとです。長毛でわかりずらいですが腰骨がでて、ガリガリです。目の治療もうけていません。29日に水をあげた時5分間も水を飲んでいました。このまま死ぬのが運命なのでしょうか?そんな馬鹿なことある訳ありません。助けて下さい。」

札幌猫閉じ込め虐待事件嘆願書

当協会Evaは、動物を命あるものと思わない身勝手な行為を断じて許さないために、厳罰に処することを求める嘆願書を検察庁へ提出することにいたしました。
ぜひ皆様のお力添えをお願い致します。
ご賛同下さる方は、嘆願書をダウンロードしご署名していただき、検察に郵送してください。自作の嘆願書でも構いません。
皆様ご協力の程どうぞ宜しくお願い致します。
※要望は、必ず郵送もしくはメールフォームでお願いします。直接のお電話での問い合わせはお控えください。
札幌地方検察庁
〒060-0042 札幌市中央区大通西12丁目 札幌第3合同庁舎
▼メールフォーム(札幌地方検察庁共通https://www.kensatsu.go.jp/kensatsumail/feedback.php?id=048

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