「動物虐待防止シンポジウムinおおさか2019」第1部レポート(2019年7月)

2019年7月「動物虐待防止シンポジウムinおおさか2019」
第1部レポート

動物虐待防止シンポジウムinおおさか2019

7月27日Eva主催「動物虐待シンポジウムinおおさか2019」を大阪歴史博物館の講堂にて行いました。

当協会Evaは、当時吉村知事が市長をお務めになられていた時、2017年7月から大阪市より「おおさかワンニャン特別大使」を委嘱され、動物福祉の取組みへの助言をさせていただいております。とりわけ昨今残虐性を増す動物虐待については、度々吉村知事に、アニマルポリスの必要性を訴えておりました。そんな中、7月24日の大阪府定例記者会見にて、吉村洋文大阪府知事より日本初の「おおさかアニマルポリス」開設の発表があり、吉村府知事のその推進力とスピード感に驚きました。

「おおさかアニマルポリス」は、動物虐待に関する共通ダイヤル「#7122」(悩んだら、わん・にゃん・にゃん)で受付を一元化。府警と情報共有し、現地確認・立入検査等を行い、飼養指導もしくは摘発につなげるとのことです。(開設は10月から)

私共も日本初のアニマルポリスの実現に向け、大阪を応援する意味も込め、今回大阪にてシンポジウムを開催させていただきました。

開会挨拶

Eva理事長杉本彩

Eva理事長 杉本彩

先月、動物愛護管理法が改正され、その中で当協会が長年にわたり訴えてまいりました、動物虐待の厳罰化において、殺傷は5年以下の懲役又は500万円以下の罰金ということで、大きく改正がなされました。これはひとえに多くの皆さまが、厳罰化を求める署名にご協力くださり、約25万筆の真筆署名を集めることができたからです。そして、この25万筆の署名が本当に大きな後押しとなりました。皆さまの大切なお時間と労力を費やしていただき、署名にご協力を下さったことに、まずは改めてお礼申し上げます。

特別講演(吉村洋文大阪府知事)

特別講演(吉村洋文大阪府知事) 

大阪は現在「動物愛護」「動物虐待の防止」について一生懸命、正面から取り組んでいます。

私が動物愛護行政に真剣に取り組もうと思ったきっかけは、当時大阪市議会のメンバーが熱心に動物愛護に取り組んでいて、私が大阪市長の時に「2025年までに理由のない殺処分をゼロにすべきだ」という、大変細かい提言を維新の会としてまとめてくれました。それを受け取ったことが、私が政治行政として本気で動物問題に取り組もうと思った始まりでした。

動物愛護に関して、皆さんの気運を醸成していくために広報活動も大変重要になってきます。ですので、かねてから動物問題に取り組んでこられた杉本さんに、大阪市のワンニャン大使を頼みました。

それから「大阪市動物愛護管理施策推進基金」ふるさと納税ができるような基金を新たに作りました。その基金を使い、不妊・去勢手術や動物愛護の周知活動を推し進めています。そして、今私の着ているこのTシャツは、大阪の動物行政の趣旨にご賛同いただいた、黒田征太郎さんという世界的なイラストレーターさんにボランティアでお願いしたもので、今年の9月の動物愛護週間にご寄附をいただいた方にプレゼントし、動物愛護の輪を広げていこうと思っています。

また昨年は、杉本さんと一緒に、大阪市のワンニャンセンターに行きました。その際「何か問題ないですか?」と聞きましたところ、センターの職員から「獣医師が不足してるから、何とか増やして欲しい」という話しがありました。詳しく話しを聞き、これは増やさなければいけないと思い早速獣医師の増員をしました。

市長が全部細かく見ていくのは難しいですが、大阪の議員含め、皆でチェックしながらより良いものにしていきたいと思います。今後、大阪の松井市長も私も、この分野に力を入れていきます。

特別講演(吉村洋文大阪府知事) 

私は、ペットの販売を何とか規制出来ないかとずっと思っています。犬や猫は民法では「モノ」という扱いで、ここを変えていかなければいけませんが、国の法律が最優先で、それを超える条例を作ることは難しい。それを踏まえ、一つ制度として作ったのは、悪質な事業者を淘汰してくために、大阪府では行政が定めたルールをきちんと守っている販売事業者を、公表していく制度をつくりました。

例えば、マイクロチップを装着しているか、どこから仕入れ繁殖業者はどこなのかそこも公表します。また、大阪府が行う事業にも協力するなど、いくつか細かい条件を作りました。それが不十分だったら、またさらに加えていく。しっかり法令遵守している事業者は公表し、そうでない事業者は淘汰されていくという考え方で今進めています。

特別講演(吉村洋文大阪府知事) 

もう一つ絶対に取り組みたかったことが、アニマルポリスで、今回大阪府で仕組みを作り10月から運用します。

動物虐待の大阪府の現状は、大体、全相談は約13000件で、平成27年から見ると横ばい。そのうち遺棄・虐待の相談は減少していますが、そのうち大阪府内で、これは確かに遺棄・虐待だと認定した件数は、134件から275件、約倍に増えています。通報は少しずつ減っていますが、実際の虐待件数、認定件数は増えているというのが現状です。

市民府民の皆さんは、虐待に気づいても誰にどう連絡したらいいのか分からず、行政や警察に連絡しずらいことから、通報先を全て一元化します。とにかく「これは虐待かも?」と思ったら、ここに電話しようという仕組みをつくろうと。そして、それがもし虐待であれば、これは犯罪だから警察にも動いていただくということで、今回、大阪府警と協議しながら、大阪版のアニマルポリスをつくりました。「悩んだら、わんにゃんにゃん」で「#7122」です。

普段の生活の中、あるいはネットで、これちょっと動物虐待じゃないの?と思った時に、まず「悩んだらわんにゃんにゃん(7122)」にかけてもう。最初誘導がありますが、管轄の動物愛護行政につながる流れになっています。そこで行政の担当が虐待と判断したら警察に通報。そして、現地確認、立ち入り調査をして、虐待であれば警察と協力する。また不適正な飼育も非常に多いので、その場合は行政が直接指導していくというワンストップの仕組みを作りました。これを大阪版アニマルポリスとして、広めていこうと思っています。

動物虐待は駄目なんだという事を、これから広めていきたいと思いますし、それをやれば警察も動きます。大阪府行政から積極的に働きかけをして、少しでも動物虐待を減らしていきたい。虐待防止施策については、大阪府も大阪市も力を入れていきたいと思っています。

トーク吉村洋文大阪府知事・Eva理事長杉本彩

トーク(吉村洋文大阪府知事・理事長杉本) 

杉本:市長時代から動物問題について様々なお話しをさせていただくと、物凄くスピーディーに行動してくださいました。有言実行はもちろんですが、有言せず動いてくださることもありました。中でもアニマルポリスは、ずっと前からお願いしていましたが、吉村知事なら必ず知事になられた時に、大きな一歩を踏み出していただけるのではないかと期待していました。それが、想像以上に速いスピードで実現して下さったことに改めて感謝申し上げます。

吉村知事:動物愛護の施策は、本当に正面から取り組んでいきたいと思っています。

杉本:立派なことばかり並べる方は沢山いらっしゃいますけど、熱を持って行動しそれを実現していく政治家が本当にこの国には必要だし、大阪にも絶対必要だということを改めて思いました。

吉村知事:色々綺麗ごとや、良いことを言う政治家は沢山いますが、まず実行しない。やはり基本的に現実を動かすことがとても大事です。

杉本:本当にその通りです。兵庫県がアニマルポリスホットラインを、まず最初に開設されたという経緯があります。しかしきちんと運用されていない現実があります。ホットラインやアニマルポリスは日本では全くやっていないことなので、それをしっかり運用していくのは、なかなか大変だと思います。しかし、途中で止まってしまうことのないよう、さらにアニマルポリスホットラインの開設が本格的なアニマルポリスの第一歩となり、発展していただけるように、改めてお願い申し上げます。

吉村知事:皆さん、何か気付いたことがあったら、大阪府でも大阪市でも言ってください。僕らが気付かないこともやはりまだ多いです。おかしなところがあれば、一生懸命やっている市議会議員だったり、府議会議員だったり、直接言ってもらえれば僕らも気付くことが出来るので、ぜひ皆さんと一緒に進めていきたいと思います。

条文の説明~法改正で何が変わったのか~

トークディスカッション

トークディスカッション

パネリスト(順不同)
大阪維新の会 大阪市議会議員 本田リエ様
・大阪ねこの会 荒井りか様

・あさひ法律事務所 石井一旭

コーディネーター
公益財団法人動物環境・福祉協会Eva 理事長 杉本彩

トークディスカッション

大阪ねこの会の活動について

杉本:実際に大阪で日々活動されている、大阪ねこの会の活動内容を教えて下さい。

荒井様:私自身は個人の活動歴が長く、その中で猫の保護や繁殖の問題に日々ぶつかり、何とかこの状況を打開できないか模索していたところ、大阪市の健康局さんにご尽力いただき「街ねこ制度」を作っていただきました。その後、中之島公園の猫の保護という一大イベントがあり、今も継続していて10年経ちますが、公園内で数が増えるのは良くないということで、大阪市建設局さんにご尽力いただき「高齢猫サポーター制度」を一緒に立ち上げさせていただきました。

活動内容は、当会は不妊・去勢手術をするボランティアさんを助けるための会ですので、まずそれを相互に手伝い合える良いネットワーク作りと、地域の方同士で助け合えるお手伝いの方法、あとは、個別の相談に乗ったり、イベントの情報共有。そして勉強会などをしております。

杉本:実際に活動をされている中で、どのような問題やご苦労がありますか。

荒井様:最初、猫の話などまるで聞かず、なかなか理解されませんでした。「餌をやるな」だけでは解決しないということが、なかなか理解されなくて。私たちとしては、早急に解決したい思いが強いのですが、それを分かっていただけなかったことに苦労しました。

トークディスカッション

地域猫について

杉本:当協会にも、さまざまな地域から相談を受けますが、単に猫が好きとかではなく、その周辺環境のために必要な活動であるということが、なかなか深まっていかないと感じたことがあります。また理解を得たとしても、猫を捨てに来る人とか実際にいらっしゃいますか?

荒井様:地域でしっかり話し合いをされ取り組んでいる所には、実はそんなに捨て猫はいませんが、逆に黙って活動している所には猫が多数いて、ここには世話をする人がいるだろうと捨てられることが多いです。

杉本:餌やりに反対の声、地域猫反対というような声もありますか?

荒井様:あります。実際に猫が嫌いな方だけではなく、猫が好きだけれども、不妊・去勢手術に反対する方もいて、そちらを説得するほうが実は難しいです。

杉本:実際、不妊・去勢手術に反対される方々の思いは、どういうところにあると感じられますか。

荒井様:手術反対で猫嫌いな方は「手術をするために最初に餌をあげたら居付く。結局増える結果になる」と。しかし、実際は餌やりによってしっかりコントロールされるほうが、解決が早いのですが、その辺が納得していただけない。同じように猫が好きで餌をあげていても、手術に反対する方は、「猫が可哀想。自然に反してる」と言われ、それに関しては「私もそう思いますが、実際には色々な問題があり、例えば、猫がいじめられる、いらないものにされてしまう。そうなるのであれば、不妊・去勢手術しかない。他に解決方法があれば教えてください」と言うようにしてます

トークディスカッション

野犬問題について

杉本:大阪には、野犬がいるとお聞きしていますが。

本田様:大阪市は街中なので、他都市に比べて野犬はいないと思われていますが、淀川が市内を走っていますので、その河川敷で、そこに住んでいる方々が係留もせず飼っている犬が野犬になり繁殖しています。

杉本:野犬の場合は色々な問題があると思いますが。

本田様:子犬の頃はちっちゃいけれど、最終的には中型犬から大型犬になってしまうと、市内はやはり庭もなくなかなかもらってくれる方を探すのも難しい、という課題があります。それと、夕方河川敷をランニングしてる人たちが野犬に追いかけられることもあります。また、大阪市内の舞洲(まいしま)という埋立地にも数頭野犬がいて、ボランティアの方が捕獲しようと試みますが、そこにホームレスの方が、夜、捕獲器を開けてしまったり、壊してしまったりという事があるようです。
また、捕獲=殺処分と思っていらっしゃるので難しいです。

杉本:昭和の時代に比べ、放し飼いにする人は、もちろん減ってはきてはいますが、実際大阪では放し飼い、反対に繋ぎっぱなしなどそういう問題はありますか。

本田様:放し飼い自体はそんなにありませんが、河川敷の野犬が繁殖期に、係留飼いされている犬の家の庭先に入り、その家の犬が産んだ仔犬がまた河川敷に戻ってきたりという事もあります。やはり、大阪市の犬猫の殺処分数が前年度702頭で、まだ政令市でワースト1です。ワースト1をなんとかしたいと思いますが、野犬やその仔犬がなくならない限りは、0には近づかないと思っています。

トークディスカッション

多頭飼育崩壊について

杉本:そして、荒井さん、全国各地で不妊・去勢手術をせず、多頭飼育崩壊してしまうケースが後を絶ちませんが。

荒井様:相談件数がだんだん増えてきています。ただ、本人が相談してくることは少なく「あそこどうも数が増えている」とか「大変なことになるかもしれない」と周りの方から相談がきます。大阪ねこの会では、ボランティアさんを助けようということで、月に1回だけの一斉手術で、不妊・去勢手術をどこよりも安く行っています。その時に多頭飼育で相談を受けた方の手術を率先して進めていくなどしています。

杉本:多頭飼育崩壊は、ご本人が問題ということに気付かれていないケースがほとんどです。そもそも飼い主の方が、認知症を発症し不衛生極まりない環境でいることに何の違和感も感じなくなっていたケースもありました。あと、とにかく可哀想という思いのみで、現実を把握する能力を失う場合もあり、大体はご近所の方が、糞尿の悪臭に耐えられない、泣き声に耐えられないということで通報され、崩壊が明るみに出るという事が大半です。

崩壊を未然に防ぐために、中に入り改善をサポートできれば一番いいのですが、大体は崩壊してから中に入ることがほとんど。もう入った時には、100頭以上の犬や猫が、その中で餓死していたり、病気で重篤な状態になっていたり。また、例え犬や猫が生きていても、それを丸ごと動物愛護団体が引き受けてしまったことによって、動物愛護団体自体が崩壊しかねないという、二次的、三次的に、色々な問題が起こってくるわけです。

トークディスカッション

繁殖制限の義務化、不適切飼養に対する指導の拡大について

杉本:石井先生、今回の改正で、繁殖制限が努力義務ではなくて義務になったということで期待したいのですが。

石井弁護士:「動物がみだりに繁殖してこれを適正に飼養できない場合、飼い主の方が生殖を不能にする手術、その他の措置をするよう努めなければならない」と、努力義務だったのが、改正によって「措置をするように講じなければならない」という義務規定に変わりました。改正により、行政の指導というのも一層明確化しますので、今後の行政指導に期待したいと思います。

杉本:今まで、飼い主が「立ち入ってくれるな」と言うと、それを強行に立ち入って中を確認するという事は難しかったと思いますが、この点に関してはいかがでしょうか。

石井弁護士:今回の改正で、立ち入り権限も認められることになりました。以前は「入ってくれるな」と言われたら、行政はタッチできない。それで泣く泣く帰らざるをえない、ということがありましたが、今後は中に入って、きちんと調査する。あるいは、調査に協力を求めるというかたちで、介在することができるようになりました。ですから、多頭飼いの不適切な繁殖、これを防ぐことができるようになると思います。

トークディスカッション

8週齢規制 日本犬除外について

杉本:そして、やっと8週齢規制の付則が取れるという法改正成立の少し前のところで、なんと日本犬除外の付則という、本当に納得できないものが付いてしまいました。2年以上ずっと会議に参加してきた法改正の超党派議連の会議の中で、日本犬除外については一度も議論されたことがありませんでした。こんなことが起きていいのか。当協会Evaは、この付則の取り消しを求める要望書を出しました。本田市議も要望書を出してくださりご尽力いただきました。

本田様:日本犬除外の件に関しては、突然湧いてきたので私も大変驚きました。動物愛護の活動をされている方々から、どうにかならないかと相談もあり、私自身もどうにかしたいという思いで、日本維新の会で政調会長をされている浅田先生にも相談させていただき、なんとか会派の中で声を上げていただきました。浅田先生も「日本犬6種を除くというのは、根本的なところがとってつけた感じが否めず、おかしいのではないか」と言ってくださいました。しかし、覆えすことができず、私たちも苦虫を潰す思いになりました。これは、今後も言い続けなればならないと強く思っています。

杉本:議員立法は、全会一致が基本必要な条件なので、色々な政治的な判断があったということですが、出来ればこの付則を、次の法改正を待たずに取りたいと強く思います。

トークディスカッション

マイクロチップの義務化について

杉本:マイクロチップの義務化に関し、一番大事なのは、トレーサビリティです。どこの繁殖場で繁殖させられて、どういう流通経路をたどりペットショップに来たのかというトレーサビリティがしっかりと明確になることが、このマイクロチップ義務化の一番の意義だと思います。

今後このトレーサビリティがしっかり担保できるよう私たちは注視していく必要があります。ただ単に、登録データが紐づいてない空のマイクロチップが装着されるだけになってしまわないか危惧しています。石井弁護士、このマイクロチップに関しては、どんな問題点があるというふうに思われますか。

石井弁護士:やはりトレーサビリティの確保というのが一番重要な目的です。つまり、流通過程、いろいろな遺伝子疾患を起こすと分かっていながら繁殖させてしまう不良業者をあぶり出すということが、マイクロチップの義務化の導入の一番の目的です。現在の登録システムでは、今の所有者しか登録されていません。つまり、流通経路、譲渡されてきた履歴というのが、マイクロチップの情報として入っていません。そうしますと、これまでどういう経路をたどって、このわんちゃんが来たのかというのが、マイクロチップを見ても分からないということになります。したがって、今後は履歴がしっかり追え、トレーサビリティが保たれるように現在の登録システムの見直しが必要です。

もう1点は、罰則規定が特に設けられていないということで、チップを入れない悪徳業者がいたり、あるいは偽りの生年月日を入れて8週齢規制をごまかそうとするような業者が出ても、今のところは罰則というものがないというところも、これは問題かなと思います。

杉本:マイクロチップが施行されるまでに、クリアしていかなくてはいけない問題が山積みです。今はマイクロチップを管理する団体が複数ありますが管理団体を一元化しなければいけません。また、施行までの3年間で、これがしっかりと機能するよう私たちのチップの監視の目が本当に必要ですので、今後も色々と意見を述べていきたいと思っています。

トークディスカッション

最後に

石井弁護士:マイクロチップの導入、固体識別の重要性という部分でも、非常に意義があります。震災のときに飼い主が見つかったということでも、非常に注目を浴びました。また、裁判においても、例えば、猫を取られてしまい、その猫を返して欲しいといった時、どの猫か特定出来ないという理由で却下されたケースもあります。これはマイクロチップを導入していて、猫を特定できれば、返還請求が出来たと言われています。マイクロチップの導入は、飼い主の皆さまには、任意の話しではありますが、ぜひ前向きにマイクロチップの導入を検討していただければと思います。

荒井様:今一番問題になってるのが、市営住宅や公営団地です。そこに住んでいる猫をTNRしようと思っても、健康局には働きかけは出来ますが、許可を与えるのはその団地の管理者なので、そこが「うん」と言ってくれないと、なかなか出来ないのが現状です。

そして、私たちの活動は11人が地道にやっていますが、たまたま本田先生をご紹介いただき、色々お話ししている間に、勉強会やセミナーに参加してくださり、分厚いファイルに資料を全部残し、しっかり勉強してくださり、そうやって私たちの活動をご理解された上で、提言などお力になっていただいてます。それによって、大阪市がどんどん新たな動物愛護に向かって良い方向に進んでいます。

私たち、大阪ねこの会は、猫のことを思っている方々が沢山いるので、本田先生や、知事や市長に意見をすることが出来ます。できましたら、皆さん会員なっていただけるとありがたいです。会員費は無料です。また、当会は公には寄附の募集はしていませんが、当会へご寄附をいただくと、全てTNR費、会員が私たちの所で手術をする時の費用になりそれ以外に使うことはありません。先ほど知事が仰っていた、大阪市の動物愛護基金、大阪府の動物愛護基金に寄附をいただけると、特に大阪市の場合は、街ねこ制度の手術費用になりますのでよろしくお願いします。

本田様:うちにも犬が3匹いますが、2匹目の犬がペットショップに5カ月以上いました。大きいまま透明のガラスケースに入れられているのがいたたまれなくて、連れて帰ろうと。
生まれたのが石川県だったのに、2カ月ちょっとで堺市で予防接種をされた証明書が付いて売られていたんです。すると、親元から離されたのはいつなんだろうと思ってしまう。そもそも社会性を学ぶなど、そういったものが守られていないのではないかと個人的に疑問を持っています。

大阪の皆さんがかなりボランティアで頑張ってくださっていますし、行政の皆さんも頑張っていただいているので、市会議員としてもっともっとやりやすい動物行政を目指して頑張りたいと思います。

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