立命館大学大学猫サークル「Rits Cat」視察レポート

2016年6月立命館大学 猫の会
「Rits Cat」視察レポート

立命館大学衣笠キャンパス

京都市の立命館大学衣笠キャンパス

先日Evaは、京都市北区にある立命館大学の猫の会「Rits Cat」にお邪魔しました。

立命館大学猫の会「Rits Cat」は、2011年に設立された登録団体です。主な活動は、毎日の餌やり・フン処理、不妊去勢手術のための捕獲などをおこなっています。
これらは地域猫活動の理念に沿っておこなっていて、その他に定期的に地域猫活動に関する勉強会や、普及啓発活動のために学祭のフリーマーケットや地域の手作り市などに参加しています。

「Rits Cat」は毎年4月に入会を募集し、5月に説明会が開催されます。会員数は現在104名で、猫の餌代や不妊去勢手術費、備品代(捕獲器等)は、会員から集まる年間1,500円の会員費でまかなっています。

立命館大学猫活動

この日は4名で餌やり場へ。

今回は朝の餌やりに参加させていただきました。
朝は毎日10時30分に学生会館前に集合し、10時40分頃から餌場に向かい11時30分ごろ全てが終了します。まずロッカーから餌やフードボウル、フードボウルを洗うスポンジや連絡ノートを持ちだして各餌場に向かいます。

学内の猫は全部で8匹、できた亭横と東屋周辺、そして至徳館前の3箇所が餌場です。

東屋に到着すると猫が集まってきました。
この時来た猫は、ナナ(♀)、アニー(♂)そしてガジュ(♂)の3匹です。

立命館大学猫活動

おなかをすかせた猫が集まってきます

立命館大学猫活動

左がアニー君、右がガジュ君です

立命館大学猫活動

新入生のRits catメンバー

立命館大学猫活動

みんなよい体格です

立命館大学猫活動

Rits Cat代表の金子翔太さん

立命館大学猫活動

Eva事務局も餌やりに参加

立命館大学猫活動

毎日の連絡ノート

連絡ノートには、担当者の名前、餌場に来た猫の名前、餌をどのくらい食べたかなどの猫の状態、ロッカーに入っている餌袋の数などが細かく書かれています。

夕方は16時半集合で17時20分くらいまで行います。夕方は餌やりとフンの回収です。

毎日のシフトは、2限と5限が空いてる会員に声をかけ、調整して担当者を決めます。朝は1か月ごと、夜は半年ごとでそれぞれ曜日別の担当になります。
現在約半分の会員が実際の餌やりに参加しています。

立命館大学猫活動

Rits Catの看板

現在のところ、学内からも近隣住民からも苦情などはでていませんが、頭を抱える問題としてRits Catの活動を度外視した餌やりだけをする行為があるそうです。大学猫活動を知らない新入生が餌やりをする場合は、説明すると理解するそうですが、大人の部外者が学内で餌やりをすることもあり、その場合はなかなか理解してもらうのに困難なことも。

餌やりだけを行うのは絶対ダメ!
不妊去勢手術をしない餌やりは殺処分数を増やすだけです。無造作に餌を与えるだけの活動を地域猫活動だと自称する人々も増加し、住民間の摩擦を生むケースが増えています。

100名を超える「Rits Cat」会員のみなさんの素晴らしい活動を、大人がルールを守れないようではいけません。地域のみなさんや大学で学ぶ生徒さんが気持ちよく過ごせるよう、この活動をみなで温かく見守っていきましょう。

(2016年6月16日)

 

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