神奈川県動物保護センター(2015年8月)

2015年8月神奈川県動物保護センター

神奈川県動物保護センター あり方検討会

先日Evaは「神奈川県動物保護センター あり方検討会」第2回目の委員会に出席してきました。

Evaの代表理事杉本は、神奈川県動物保護センターあり方検討会の構成員であり、このたび「いのちを守る 神奈川県の動物愛護推進応援団」の応援団長をお引き受けいたしました。

また応援団員として数名の方にお声掛けさせていただき、デヴィ夫人、女優の柴田理恵さん、シンガー・ソングライターのイルカさん、歌手の太田裕美さん、シンガーソングライターの伊勢正三さんらがご協力くださいます。心より感謝申し上げます。

「殺すための施設から生かすための施設」へと転換することが決まった、神奈川県動物保護センターや多くの動物のために、神奈川県の動物愛護の推進に精一杯ご協力いたします。
皆様もどうぞよろしくお願いいたします。

先日のあり方検討会第2回目は、新センターの整備と事業について約3時間の話し合いが持たれました。
整備に関しては、現状まだ骨組みの前の土台作り、いえ土台を作る前の段階といっても過言ではありません。やるべき事として、現状の問題点や年間・1日・月間の収容数などを考慮し、単に収容すればよい訳ではなく、この施設で何頭がベストなのかこれまでのデータに基づいた解析が必要です。
収容してからの流れや拘留・検疫・譲渡・隔離の部屋区分など、群管理としての運用チャートをベースに導線を構築しないと適正な疾病管理が出来ず感染の原因となるでしょう。ここを見誤るとすべてがなし崩し的な構築になりかねません。
設計の前にあとどれだけ話し合いが可能なのか、時間はあるようでまるでないことに危機感を感じました。

気づいたことは委員会に随時ご報告し、より良いセンター設立につなげたいと思います。
そしてそのあとは、神奈川県の黒岩知事と対談させていただきました。

神奈川県黒岩知事対談

神奈川県黒岩知事面談

黒岩知事

神奈川県は、動物と共生する社会を目指し新センターを建設します。県民の動物愛護の意識の改革、底上げをし、新センターを動物愛護の殿堂にしたいと考えています。
現在はまだまだ猫が難しい状況です。身を削りながら活動に従事しているボランティアさんには本当に頭が下がります。
先日保護センターを視察し意見交換をしたら、人が集まるところで譲渡会を開催したいという要望がありました。ですのでこれまで一般公開し、さまざまなイベントを行っている神奈川県庁はどうかと思いまして、県庁の一画を譲渡会に提供したら一番人気のコーナーになりました。神奈川県庁は、歴史的建造物で昨年は12万人もご来庁いただいた場所です。 

杉本彩

県庁を開放して下さったボランティアさんの喜びの声は、私も存じております。そのことをお伺いした時、上に立つ方のお考えによって大きく方向性が変わり、神奈川県は特に文化レベルが高いと思いました。

黒岩知事

ですがあいにく神奈川県は財政困難ですので、建設費の11億円は、なるべく多くの皆さんに参加していただき募金で建設することに挑戦したいと思っています。
これまでは猶予のあるいわば「処分場」でした。それが処分をしない生かす為の施設だったらどんな設備がいいだろう、壁は何色にしたらいいのだろうと、ボランティアさんのアイデアに耳を傾け、県民の声を聴き、参加型の動物愛護施設ができるよう全力で頑張りたいです。
以前見学した際、噛みグセのある子がいて、そのような子も今後は改善出来て、その環境にいるだけで楽しいと思えるようなスペースを設けクセをなくす訓練もしていければと思います。

杉本彩

そして県民の方々に、神奈川県から譲渡してもらった子はとてもいいよと思ってもらえたら、そういうことが大事ですよね。

黒岩知事

また首輪が外れて迷子になった場合、マイクロチップが入ってなければ身元が分かりません。神奈川県はマイクロチップを挿入して譲渡します。そして飼い主の心構えなどそのあたりも啓発していきたいです。

杉本彩

そうですね。飼い主の心構えの欠落により飼育放棄につながることもあります。動物と暮らすには人の子を育てるくらいの知識が必要です。

黒岩知事

私は子供の頃から犬と一緒に生活をしていました。でも今は、失った時の悲しみが辛く飼っていません。好きだからあえて飼わないのです。

杉本彩

動物を苦しめてる人は、安易に好きという方に多いと思います。飼わない選択肢もあるのです。安易に飼うと逆に動物を苦しめる結果になります。
今後神奈川県に期待することは、全国からお手本にされるような、日本の動物福祉を牽引するような新しい施設を作って欲しいです。殺処分は無益な殺生です。処分をしない施設ができることは本当に喜ばしいことですので、これを機に動物と共生する在り方を発信していただきたいです。
そして海外では動物と暮らす際は、里親になるということがスタンダードです。日本でもペットショップからではなく保護動物をお迎えするという選択肢があることを多くの方々に知っていただきたいです。

神奈川県黒岩知事面談

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