2022年活動報告

5月

第10回動物愛護法PT 出席

5月23日(月)、Evaは「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟 第10回動物愛護法PT」に参加いたしました。今回の主な議題は、動物虐待動画の規制に関して。素案を作成した弁護士より要請内容の説明がありました。

2017年、さいたま市の元税理士が起こした凄惨な動物虐待事件で、アップロードされた虐待動画を観て精神的苦痛を負った原告らが、さいたま地方裁判所に損害賠償請求訴訟を起こした。その経緯から動物虐待動画の規制が必要である。

理由として
・精神的な障害(PTSD)をもたらしうるため
・青少年への悪影響を防ぐため
・児童ポルノに類似した悪影響を防ぐため
・犯罪行為(動物愛護法44条違反)を防ぐため  等

それに対しアドバイザーや議員からの意見や質問

◆NPO法人動物実験の廃止を求める会 和崎様
動物実験や毛皮問題等で実態を伝えるためにネット上に公開している動画まで違法にあたるか。

◆佐藤弁護士
資料に「国民の権利を擁護する」とあるが、具体的に何の権利を擁護するのか。又、表現の自由との兼ね合いが出てくるので、問題の動画をアップする行為という点に絞った方が良いのではないか。また動物には権利主体性がないので、どう人間の権利に絡めた表現をして動物を守るというところに落とし込むのかが難しい。

◇弁護士回答
何の権利を擁護するのかについては、虐待動画を観たことにより精神的負担を負った人の”精神的被害の救済”というもの。確かに表現の自由との緊張関係が出てくるので、米国における法規制の運用状況等をさらに調査することは取組の1つとして考えられる。

◆PEACE 東様
人間に対する虐待動画を規制する法律がない中、動物に対する虐待動画を規制することができるのか。又、活動の一環として公開している畜産動物等の動画まで規制されてしまうのか。対象動物の範囲に関しては、爬虫類や節足動物に対する残虐な動画が動画サイトにアップされているので、議論の余地があると思う。

◆渋谷弁護士
どういう動物にどういう被害が出ているのか調べ、対象動物を検討する必要があるのではないか。

◇弁護士回答
表現の自由との緊張関係で申し上げれば、犬・猫・飼鳥に限定するのが現実的と思う。

◆太田様
動画を観た人の精神的負担をなくそうというところが強調され過ぎていて、あくまで動物虐待をなくすといった建付けにしないと話がおかしくなってくると思う。

◆Eva杉本彩
こういう動物虐待動画が上がることによって通報や検挙に繋がっていくという事実もあるので、規制によって通報や検挙の妨げにならないようにしていって欲しい。

◆浅田美代子様
動物虐待動画は即削除されるべきだと思う。そういうことはできないのか。「5ちゃんねる」は、コンテンツの削除要請をしても対応してくれない。

◆塩村議員
判例を積み重ねればそういったことも可能だと思う。世論で変えていくとやりやすい。

◆Eva松井
2017年からさいたま市の事件含め、当協会で関わったネット上の大きな事件はこれまで5件。動画は確固たる証拠になるので、それをもとに刑事告発をし、事件を世の中に伝えることで抑止にも繋げていきたい。完全にそういった動画が動物虐待と共になくなるのなら良いが、単に動画を見えないものにしてしまうのは虐待犯を闇に封じ込めることになると思う。

あと、サイトの管理者に削除要請をし動画を消させることは虐待事件をなかったことにしてしまう。それをやるのなら同時に警察のサイバー科が迅速に捜査する仕組みを並行して作ってほしい。

◆環境省
動物愛護管理法は動物そのものの保護を謳っておらず、動物を愛護する気風を招来するものとなっている。この動物愛護管理法に照らして何がどこまでできるのかを議論していくのが良いのではないか。又、虐待動画をアップロードするということは既に虐待行為が伴っているということ。動画をアップロードする行為においては表現の自由の問題も出てくるので、どういった行為をどこまで規制するのが最も効果的かを考えていかないと目的がぼやける。

◆塩村議員
何を防いでいくのかを改めて議論し直し、どういう法律のアプローチがあるのか。迅速に対応できる手続きや法改正等、犯人を早く捕まえられる方策を考えられないか。警察庁が窓口を設けダイレクトにやってくれればよいと思う。そういうことは現状できないのか。

◆環境省
緊急性のあることは110番してほしい。
参考⇒「インターネット上で動物虐待動画等を発見した場合の対応(環境省:動物虐待等に関する対応ガイドライン)
しかし、通報内容がものすごく過去のものであったり、虐待動画の出所を辿っていくと海外のプロバイダーであったりと、精査していくのが難しいと警察庁から聞いたことがある。

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目的をどこに合わせどう防いでいくのか、また規制範囲に関しても更なる議論が必要となりPT会議は終了しました。

今後進捗がある場合は、改めてご報告いたします。

超党派愛護議連 動物愛護法出席

超党派愛護議連 動物愛護法出席

超党派愛護議連 動物愛護法出席

横浜たちばなライオンズクラブ 結成40周年式典参列

5月17日(火)、保土ヶ谷区内を中心に活動する奉仕団体「横浜たちばなライオンズクラブ」結成40周年式典に参列いたしました。

式典にて、日本における動物愛護・福祉の現状、それに対するEvaの取組や活動内容についてお話してきました。

横浜ライオンズクラブ記念式典

横浜ライオンズクラブ記念式典2

横浜ライオンズクラブ記念式典

警察庁面談

5月16日(水)、Evaは警察庁との面談を行ってまいりました。議員の方々にもお時間を頂戴し、環境省動物愛護管理室もご同席くださいました。

2019年の動愛法改正後の動物虐待事件の処分結果を見ると、大幅に厳罰化されたにも関わらず、その趣旨が十分に考慮されているとは言えない現状です。警察には、綿密な捜査と証拠の収集、そして悪質な事件に関しては、積極的に起訴を求めていただきたくこと、そして行政には、市民から通報を受けた時点で単に「虐待事件だから警察に通報するように」と振るのではなく、情報を精査し立入りをし、虐待を受けるおそれがある事態の妥当性を判断していただき、それらをもって行政指導と共に必要に応じ警察に相談・情報共有し進めていただきたい等要望いたしました。

大変お忙しい中、長時間に渡り耳を傾けてくださった警察庁並びに議員の方々、環境省動物愛護管理室、誠にありがとうございました。

4月

動物愛護議員連盟総会出席

4月25日(月)、Evaは、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟 第16回総会」に参加いたしました。

まずは環境省動物愛護管理室からマイクロチップ(MC)についての説明があり、その後各議員やアドバイザーによる質疑応答が行われました。

環境省動物愛護管理室からマイクロチップ(MC)について

◆犬猫等販売事業者へのMCの装着、情報登録の義務化

 〇犬猫販売業者が、施行時に現に所有している犬猫への装着は努力義務

 〇犬猫販売事業者以外の者が、施行時に現に所有している犬猫、施行以降に取得する犬猫ともに、その装着は努力義務

◆MCを装着した犬猫を譲り受けた者(購入者等)については、情報登録変更の義務化

◆狂犬病予防法に基づく犬の登録の特例

 〇MC装着に伴う情報登録時には、求めにより市町村に通知

 〇装着されたMCは、狂犬病予防法上の鑑札とみなす

昨年9月に公布された政令において、国に納める登録手数料を定めている。オンライン手続きの場合300円、紙の申請の場合は1,000円。

登録事項は15桁の番号や名前、犬猫の生年月日や品種、性別、狂犬病予防法登録番号である。又、個人情報保護法の観点から、AIPOやJKC等既に他の登録機関に登録しているデータを丸ごと移管することが困難なことから、日本獣医師会で窓口を作っていただき移行していただく。

議連メンバー並びにアドバイザーからの質問・意見

★獣医師会副会長 堺様
AIPOには現在約280万頭登録しているが、個人保護法の観点からそのままデータを法定登録へ移行することが出来ず各自で登録しないといけないため、現在自ら登録しているのが2万2000頭となっており大半はAIPOに残っている。そのため別々に管理しなくてはならないことから、国の枠組みの中にAIPOの登録情報も格納していただきたい。それにより運営経費が大きく削減できる。又、事故や怪我をしている時に獣医師が情報検索できないとなると診療に支障が出る。

☆環境省回答
膨大な個人情報を丸ごと移管するというのは難しいが、獣医師会の意見をうけ個人情報保護委員会と相談しながら検討している。又、個人情報保護法上、獣医に情報をオープンにするにはハードルがある。なので、一旦行政や警察だけが検索できる状態で運用開始していくが、診療に支障が出るという課題についても検討している。

★平山 佐知子議員
無責任な餌やりをはじめ、地域猫問題について多くの意見が寄せられている。中には地域のボランティアさんでは手に負えない場合、行政に動いてほしいがなかなか動いてもらえないとも聞いている。こういったことから地方行政の対応に地域間格差を感じるので、環境省には地方行政へのフォローアップをお願いしたい。

☆環境省回答
地域課題を解決するためには、キーマンを見つけ活動を広げられるよう継続してアドバイスしていきたい。又、自治体によっては不妊・去勢手術の助成やふるさと納税等、さまざまな仕組みを設けているところがあるため環境省としてもこうした取り組みを広げていきたい。

★Eva松井
当協会には移動展示販売についての通報が多数寄せられている。例えば、輸送時には、幼齢犬猫は給水ボトルさえ設置されていない基準に合わないケージに入れられ、空調のない荷台にぎゅうぎゅうに積まれて輸送されている。これでは奥のケージを目視確認できないし、幼齢犬猫にとって過酷な環境であるのは明らか。

さらに会場登録申請の際、車両を図面に含め飼養施設として登録する等、問題は山積みで、幼齢動物にとって健康に支障が出る数値規制で定められた温度・湿度調整が出来ない場所及び半屋外や車両での開催がされている。

☆環境省回答
都度移動販売開催地域の自治体に対し、指導観点を丁寧に伝えていく。限られた人員の中で全ての事業所に目を配すのは難しい面があろうかとは思うが、引き続き現場確認をお願いしていく。こういった悪質事業者の情報があったときには他の自治体にもフィードバックし、しっかりとした指導体制をとっていく。

★浅田様
遺伝病のあるスコティッシュフォールドを人気があるからと繁殖させていることについて、獣医師の先生はどのように思われますか?

★太田様
スコティッシュの折れ耳は、骨軟骨異形成症という優性遺伝する遺伝性疾患で、耳が折れること自体が病気症状の一つ。しかも優勢遺伝するため、親が折れ耳の猫をかけてる時点で、遺伝性疾患の生じる恐れのある組み合わせで繁殖してるということになる。

☆環境省回答
両親とも折れ耳でない個体を繁殖に用いた場合を考慮すると、一概にスコティッシュフォールドの繁殖全面禁止するというのは慎重にならざるを得ない。遺伝性疾患であるかどうかという評価をし、しっかり条件をつめた上で検討する。

★牧原秀樹議員
動物虐待動画そのものを取り締まれないかというご要望をうけている。映像そのものを規制することは、表現の自由との関係で問題があるが、虐待動画を観た人のショックを鑑みれば何かしらの規制ができないか検討してはどうか。

★福島みずほ議員
自治体による業者への立ち入り指導などの現状の把握は、松本市の事件も含めなかなかされてないことに関して、深めたいと思っている。有識者からの話、市民団体からの報告、自治体での取り組紹介など時期にかなうテーマで勉強会を開催し、今後もPTを積極的に行っていきたいと思っている。

動物愛護議員連盟総会1

動物愛護議員連盟2

動物愛護議員連盟3

京都動物愛護センターボランティア入学式

京都動物愛護センターの第9期ボランティアスタッフ入学式への出席と講演を行いました。

京都動物愛護センターは、毎年10月頃、次期スタッフを公募、書類審査、面接審査の後、最初の3ヶ月間は座学講習と実地研修を経てボランティアスタッフに認定されます。

第9期は約30名の皆さんが、この日ボランティアスタッフに認定されました。誠におめでとうございます。

入学式は、伊東所長、飯田所長、杉本彩名誉センター長からの祝辞のあと、認定証授与式が行われました。スタッフの皆さんは、これから3年間続くセンターでのボランティア活動に、大きな期待と希望に胸をふくらませ、真剣な面持ちで認定証を受け取っていらっしゃいました。

その後は、ボランティアスタッフにむけて「多頭飼育崩壊や動物虐待などの現状」についてお話ししました。

動物虐待とはどういう行為をいうのか、そして昨年夏に発覚した長野県松本市の史上最悪の動物虐待事件について。そして動物虐待は一般飼い主や繁殖業者、ペット販売店、ふれあい動物園などの展示動物、どうぶつカフェ、どこでも起きうること。

動物の虐待や遺棄はれっきとした犯罪です。虐待は絶対見逃さないという目が重要です。

一方で、安易に犬や猫を飼育し、飼育不能に陥る多頭飼育崩壊が全国で問題になっています。不妊・去勢手術をせず頭数がどんどん増えていくと、日々の餌代で生活も立ち行かなくなり、不妊・去勢手術も追いつかなくなります。

どうにもならない自体に陥り、ボランティアが保護しようとしても、愛護団体の収容施設はもちろんのこと、個人ボランティア宅も収容キャパを超え、ボランティア自体も崩壊してしまいます。

多頭飼育崩壊の場合、悪臭や鳴き声など、近隣の苦情から事態が明らかになることが多いです。近隣の環境問題として地域の目を光らせ、気づいた方は、周りに相談することで多頭飼育崩壊を未然に防ぐことができます。

センターがさまざな活動をしていく上で、ボランティアスタッフの皆さんの力は不可欠です。

第9期ボランティアスタッフの皆さま、これからの3年間どうぞよろしくお願いいたします。

京都動物愛護センター入学式1

京都動物愛護センター入学式2

京都動物愛護センター入学式3

3月

京都動物愛護センターイベント

YoutubLive「講座 飼う前に考えよう」

YoutubLive「講座 飼う前に考えよう」

3月19日(土)京都動物愛護センターイベントに参加致しました。
YoutubLiveにて「講座 飼う前に考えよう」の講演を行いました。動物を飼うに当たっての心構えや飼い主が守らなくてはいけないこと、老いや介護のこと、そして行政の動物愛護センターや民間の動物愛護団体から保護動物をお迎えして欲しいことなどをお話ししました。視聴して下さった皆さま、どうもありがとうございました。

その後、京都動物愛護センター第6期ボランティアスタッフの皆さまの卒業式でした。
ご卒業される方々に名誉センター長杉本より感謝状をお渡し致しました。
そして、卒業されるボランティアの皆さまに向けて「基調講演 震災時に起きたこと」と題し講演。
11年前に起きた東日本大震災の際に、飼い主さんから離れた犬や猫がどうなったのか、学校飼育動物や展示動物のことなど、災害の多い日本に住む私たちが備えておかなければならない物、確認しておかねばならない事などについてお話ししてきました。
座談会では、ボランティアの皆さまからのご質問に答えるなど、とても和やかな雰囲気の会となりました。
ボランティアの皆さまは、センターで学んだ知識と経験を、今後はお住まいの地域で生かし広めて下さる事と思います。ご卒業おめでとうございました。

第6期ボランティアスタッフ卒業式

第6期ボランティアスタッフ卒業式

基調講演 震災時に起きたこと

長野県松本市劣悪繁殖事業者初公判傍聴と記者会見

3月16日、Evaは、長野地方裁判所松本支部の初公判を傍聴し、その後記者会見を行いました。

1月

長野地方検察庁松本支部へ署名提出

1月7日、Evaは前日に締め切った5,0842筆の署名を、兵庫県の細川弁護士と共に長野地方検察庁松本支部の担当検事に提出してきました。
検事からは、現時点で詳しい事はお伝えできないが、警察の全ての捜査内容を見た上で慎重に判断していきたい。これだけ短期間で多くの方が署名に賛同したという事、そして一人の人間として無資格者による帝王切開といった行為はあるべき事ではないということは理解している、との事でした。
このあと公判請求となり裁判が始まります。今回の署名にある「殺傷罪」が追起訴となるかどうかは初公判まで確定し、追起訴されたら虐待事件と併合して審理することになります。
Evaでは引き続き裁判の行方を厳しく注視していきたいと思います!

長野地方検察庁松本支部へ署名提出

長野地方検察庁松本支部へ署名提出

長野地方検察庁松本支部へ署名提出

厳罰化を求めるネット署名について

当協会evaでは、逮捕された長野県松本市の劣悪繁殖屋の男性による母犬の腹を無麻酔帝王切開で仔犬を取出していた事件について厳罰化を求める署名を集めました。

■署名期間:2021年12月21日~2022年1月6日(木)<16日間>
■署名数:50,842筆

ご賛同と拡散にご協力頂いた皆様、心より感謝申し上げます。皆様の署名は、責任を持って長野地方検察庁松本支部にお届けに上がります。

令和4年1月6日

Evaオリジナルグッズの販売ぺージへ

teamexpo2025

地方創生SDGs官民連携プラットフォーム

いのち輝くこどもMIRAIプロジェクト

yahooネット募金

つながる募金

Otameshiおトクに試して社会貢献

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