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こんにちは。
公益財団 法人動物環境・福祉協会Evaの杉本彩です。
寒さがひとしお身にしみる頃となりました。みなさまいかがお過ごしですか。
月に一度の定期版メールマガジン、私からみなさまにたくさんの思いをお伝えいたします。
先日私は、長崎市動物管理センターを訪れました。長崎市動物管理センターは、もともと動物愛護というよりは管理に力を入れていた機関なので、一般の方が足を運ぶには少々重い雰囲気でした。ですが職員の方々の「命を救いたい!」という前向きな思いと努力、そして長崎ライフオブアニマルさんのサポートにより長崎市では犬の殺処分数がじょじょに減ってきています。
ですがどんなに努力して里親さんとめぐり合わせても、施設には次から次へと犬が収容されてきます。私が訪問した時も、収容数が20頭のところそれを上回る26頭もの犬が施設にいました。
そんな時、私は偶然飼い主による犬の持ち込みに遭遇しました。捨てられようとしているのは人気犬種のトイプードルです。理由は他の犬を噛んだという理由で、周りから保健所に連れて行けと言われたからだそうです。
持ちこみに対しやむを得ないという納得のいく答えではなかったため、動物管理センターが引き取りを拒否したところ、その男性はムッとして犬を脇腹に抱えセンターをあとにしました。
私は、オムツをつけたまだ若そうなトイプードルのその時の怯えた表情と姿が目に焼きついて離れません。
悔しくて悲しくて、自分の感情を抑えるのに必死でした。
そして、連れて帰られたトイプードルのその後が大変気になりますが、なす術もなく、ただただ飼い主が心を入れ替え大切にしてくれることを願うしかできないのです。
センターに持ち込まれた場合、譲渡対象となる犬や猫は全体のほんのわずかです。
その残ったほとんどの犬や猫は殺処分となります。
持ち込みをする飼い主は、センターだったら苦しまずに安楽死してもらえるかもしれないと思う方も多いですが、それは決して安楽死ではなく、処分機の中に犬や猫を入れ二酸化炭素を充満させ殺処分します。息絶えるまでに10~15分も苦しむこの方法は決して「安楽死」などではありません。
どうしてこのようにセンターに持ち込まれる犬猫があとを絶たないのでしょうか…。
次回のメルマガは、現在の持ち込み件数や持ち込む理由など、飼育放棄に関してお伝えしたいと思います。
10月末から続く犬の大量死事件はみなさまも記憶に新しいと思います。
これも日本のペット事情を表す大きな矛盾から起きた事件といえるでしょう。
◆12月の活動スケジュール
◆12月6日(土)命つなげる動物愛護㏌川崎
日時:12月6日(土)15:00~16:30
会場:宮前市民館
公式HP:http://www.eva.or.jp/archives/1269/
主催:川崎市教育委員会 犬と猫と人間のよりよいくらし企画委員
■Evaのパンフレットを無料でお手元にお届けいたします!
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◆「Eva ~命あるもの フォト&エッセイ」
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ブログでは最新の愛護活動やニュースなどを掲載しています。
ぜひご覧ください。
http://ameblo.jp/sugimoto-aya/
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。来年2月22日にはEva主催のイベントを行います。詳細はEvaホームページにてご報告いたします。
みなさまにお会いできることを心より楽しみにしております。
何かと忙しい師走はもうすぐです。
お風邪にはお気をつけてお過ごしください。
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