Eva主催イベントレポート
Evaは、2月22日、にゃんにゃんにゃんの日に、茨城で主催イベントを開催しました。前半は、地域猫問題を取り上げた「みんな生きている~飼い主の
いない猫と暮らして」の上映会と映画を通じてのトークイベント。そして後半は、少人数制の交流会。多くのみなさまと貴重な時間を過ごすことができました。
上映会は、地域猫問題を取り上げた「みんな生きている~飼い主のいない猫と暮らして」。
監督自らのやさしい語りで、自宅の猫模様や地域猫の取り組み、そしてドイツ、アメリカの動物愛護施設まで取材していくドキュメンタリーです。
猫が好きな人、嫌いな人、猫が増えすぎて困っている地域の人、地域猫を知りたい人、猫ボランティアってなにするのか知りたい人、などなど野良猫の基礎知識が満載!
やさしい雰囲気のそれでいてためになる素晴らしい映画です。
上映会後のトークセッションは、「みんな生きている~飼い主のいない猫と暮らして」の泉監督とNPO法人「しっぽのなかま」代表の佐藤陽子さん、同じくNPO法人「ポチたま会」代表の川上郁子さん、そしてEva杉本理事長とのトークイベントが開催されました。
海外で取材を重ねた泉監督は言います。「日本は動物福祉に関して後進国と言われていますが日本はそのことについてあまり自覚はしていません。でも海外でも色々な問題があり、実はあまり日本とかわらない部分もあります。また民間団体や民間運営のシェルターが頑張っていて、そこにしっかりとお金が集まる流れになっています。」
一方茨城で活動されている「しっぽのなかま」さんや「ポチたま会」さんの現場のお話し。
「治療費や避妊去勢手術など、安価な金額で対応してくれる病院があっても、それはけしてゼロではないので、民間団体の財政事情は常に大変厳しいです」。
佐藤代表は、以前行政に資金補助をお願いしましたが却下された経験もあります。
また保護動物の譲渡に関しては、なかなか団体側の譲渡条件に合う方が見つからず、神奈川や埼玉、東京で月に一度譲渡会を開催しているそう。今後は茨城県内でも譲渡先が見つかるよう地道に活動していくとのことでした。
会場では、Evaグッズの販売、映画「飼い主のいない猫と暮らして」関連展示コーナー、ポチたま会さん、キドックスさん、しっぽのなかまさん、CAPINさんの物販コーナー、そして「Eva ~命あるもの フォト&エッセイ」の審査員である絵本作家のうささん「ペットを迎える前に」、児玉小枝さんのパネル展。神野美伽さんの活動パネルなどご紹介展示も行いました。
上映会とトークイベントの後は、少人数制の「Eva交流会」が開催されました。
2014年年末に行った第1回「”Eva~命あるもの”フォト&エッセイ」コンテスト「幸せを感じる瞬間(とき)」の表彰式と、杉本理事長からのエッセイ朗読会では、みなさんの素晴らしい作品にふれることができました。この世に生きとし生けるものの心のつながりや命の尊さ、そして何よりもそれぞれみなさんのメッセージには、動物たちへの感謝の気持ちと慈しみ、そして幸福感に満たされたものでした。
そして参加してくださったみなさまとの交流を通じ、みなさまの熱い思いをしっかりと受け止めることができた大変有意義な会となりました。