日本の動物福祉の向上を 公益財団法人動物環境・福祉協会Eva
公益財団法人動物環境・福祉協会Eva
Every animal on Earth has a right to live
毎年9月20日~26日の動物愛護週間に向け、オリジナル啓発ポスターとチラシを作成し無償配布しています。今年は2017年から連載開始した小学館ビッグコミックオリジナルの「しっぽの声」(Eva監修)と完全コラボで啓発ポスター・チラシを作成いたしました!
ペットショップで売られているかわいい動物たち。
でも、その裏には、ひどい環境で繁殖させる悪徳業者が.....。
ペットが「儲かる商品」であるかぎり、この悲劇に終わりはありません。
すべての動物たちにやさしい世界をつくりたい。
そのためには、わたしたち一人ひとりが「命をおカネで買う」という行動を見直すことが必要だと思うのです。
もちろん動物の命に責任を持ち、衛生的な環境と適正人数で細やかな繁殖と飼育をしているブリーダーの方もいらっしゃいます。
ですが、私たちEvaに届く通報は、目を覆いたくなるほど酷い扱いの所ばかりです。そういう繁殖屋のもとでは、毛玉に覆われようが爪が伸びっ放しだろうがそんなことは序の口で、怪我や病気であっても気にもとめず、死んだら生ゴミと一緒に捨てられます。何頭も押し込められたケージは何段も高く積み上げられ、上から糞尿が垂れ流れる環境です。近親交配で奇形が多く、また短頭種の出産の際は、獣医師免許を持たないド素人のオーナーが、毎回四肢をキツく固定し無麻酔で帝王切開をしていたと…。そんな悪魔のような所業が何十年も行われていました。
そして地獄の苦しみの中母犬から搾取された仔犬は、常日ごろから声高にペット業界の健全化をメディアで掲げている会長のペットオークション会場に出品され、その後幸せそうな街のペットショップに並びます。
ペットショップに並んでいる幼い動物は可愛いですか?運命を感じますか?
ペットショップで購入した犬猫を、終生責任を持って大切に育てていただくことは大変喜ばしいことです。ですがその消費者が購入する「1匹」の儲けのために、その裏で多くの苦痛と犠牲が強いられていることを知っていただきたいのです。
金づるとして扱われてきた一匹一匹であっても、もしその動物が機会あり心ある飼い主のもとに行くことが出来たなら、かけがえのない唯一無二の存在になったはずです。そんな半ば「運」任せのような命の扱いをなくしたい。もうなくすべきなのです。
命を命として扱わず極悪非道な扱いをする業者は許せません。ですが欲する消費者がいる限りなくならないのです。
「しっぽの声」の登場人物、動物保護シェルター所長の天原士狼、熱血獣医師の獅子神太一、そして士狼の娘の天原希音…、彼らが日々立ち向かっていることは、単に漫画のストーリーではなく、この日本で実際に起きている現実です。ぜひ動物たちの無念の「しっぽの声」に耳を傾けていただき、彼らとともに、ご賛同ください。
皆様の心に届くことを切に願っております。
新たに動物を迎える時は、ご家族でよく話し合いの上、行政の動物愛護シェルターや民間の動物愛護団体から譲り受けください。
ドッグカフェ、ペット雑貨店、トリミングサロン、動物病院はもちろんのこと、あらゆる店舗や飲食店、そして企業様の広報スペースに、また一軒家にお住まいの方でご自宅の壁に貼ることが可能な方に無償配布いたします。
※屋外掲示にも適した耐久性・耐水性に優れた紙を使用しておりますが、ご心配な方はラミネート加工をしお使いください。