動物たちは、私たちと同じように、喜びや悲しみ、痛みや恐怖、安心や愛情を感じながら生きる、かけがえのない命です。
人と動物は異なる存在ですが、その命の尊さに違いはありません。私は長年にわたり動物たちと向き合う中で、「動物の命を大切にできる社会は、人にもやさしい社会である。すべての命が尊重される社会にこそ、本当の豊かさや幸せが育つ。」ということを強く実感してきました。
日本では、動物を取り巻く環境は着実に前進しています。しかし、虐待や遺棄、多頭飼育崩壊、不適切な繁殖・流通、さらには動物愛護団体をめぐる課題など、多くの問題が今なお残されています。その背景には、動物を私たちと同じく感情を持つ「命」としてではなく、「所有物」や「商品」として扱う価値観が存在しています。
私たちEvaは、目の前の命を救う活動だけではなく、そのような悲劇を生まない社会を築くために、啓発活動、教育事業、政策提言、虐待対応に力を注いでいます。
目指しているのは、動物を守ることだけではありません。動物の命を尊重し、人と動物が安心して共に生きることのできる社会を実現することです。それこそが、動物福祉の向上であり、人間社会の成熟にもつながると信じています。
命への敬意と思いやりが社会の隅々まで行き渡る未来のために。
これからも皆様と力を合わせ、一歩ずつ歩みを進めてまいります。
代表理事
杉本彩 Aya Sugimoto
京都動物愛護センター名誉センター長 / おおさかワンニャン特別大使 / 俳優
幼少の頃から無類の動物好き。
芸能界入りした20代、一匹の子猫との出会いをきっかけに個人で保護活動を始める。その後、全国の自治体でのシンポジウムや小学校、民間企業からの依頼で講演活動を行い、全国各地で動物福祉の向上やアニマルポリスの設立について啓発活動を行う。
2014年2月に「一般財団法人動物環境・福祉協会Eva」を設立。
翌年2月には、公益法人として認定される。現在は、プロジェクトの開催による動物愛護の啓発、適正飼養や日本の動物がおかれている現状についての全国各地での講演活動、子供たちへのいのちの教育、動物に関する法律や制度に対する国及び地方自治体への働きかけなど精力的に活動している。
動物福祉とは、動物を単に守ることではなく、一頭一頭がその命を尊重され、できる限り苦痛や恐怖の少ない環境で生きられる社会を目指す考え方です。
犬や猫はもちろん、私たちの食や医療を支える家畜や実験動物など、すべての命に敬意を払い、その存在に感謝することが、動物福祉の原点だと私は考えています。
私たちの暮らしは、多くの命や自然の恵みに支えられています。だからこそ、食べものを無駄にしないこと、環境に配慮すること、命を大切にする選択を心がけることなど、一人ひとりの小さな行動が社会を変える力になると信じています。
Evaは現在、犬や猫など人と暮らす動物を中心に活動していますが、その根底にある理念は、すべての命への敬意です。
人と動物が共に幸せに生きられる社会の実現に向けて、一人でも多くの方に動物福祉への理解と共感の輪が広がることを願っています。
代表理事 杉本 彩